主治医と良く相談
インプラント治療には高血圧の方も注意が必要です。血圧がコントロールできていれば問題ありませんが、血圧が不安定な場合には血圧が安定している時期を見てインプラント治療をすることであれば手術は可能になってきます。しかし、手術中には術後の管理に降圧剤等の準備が必要です。一般的に高血圧の人は術後の腫脹が起こりやすいからです。他にも内科的疾患を持っている方は、今の主治医と良く相談をして治療を行うことをお勧めします。
歯冠を失ってしまった場合
歯冠を失ってしまった場合の治療法として、『入れ歯』『ブリッジ』『差し歯』『デンタルインプラント』が考えられます。『入れ歯』『ブリッジ』は、失った歯根の治療はせず、歯冠部だけを補う技術、『差し歯』は、歯根は残っている場合に、その歯根の上に歯冠部を補う技術、『デンタルインプラント』は、失ってしまった歯根から治療をする技術と考えることが出来ます。入れ歯は、導入が簡単で、広範囲の歯の欠損に対応できるものですが、導入後の噛む力が本来の歯の場合の4割程度(相当上手な入れ歯の場合)と弱くなってしまうこと、口の中に違和感を感じやすいこと、発音が上手くできない場合があることなど、デメリットもあります。ブリッジは、入れ歯と比べ、噛む力が弱まってしまうことは無いのですが、ブリッジ治療の構造上、ブリッジ導入部の隣の健康な歯を削らなければならないという大きなデメリットがあります。差し歯は、歯根が残っていないと対応できないという問題があり、歯根から歯を失ってしまった場合には採用できない治療法です。デンタルインプラント治療は、純チタン製のインプラントを歯槽骨内に埋入し、その上に人工の歯冠を取り付けるため、失ってしまった本来の歯を取り戻したかのような優れた使用感が得られます。
インプラント手術の術式
インプラント手術の術式には、1回法と2回法の2種類があります。技術が進歩し、現在では、どちらの術式も安全に行う事が出来るようになっていますが、それぞれ長所と短所がありますので、治療を受ける方の状態により、より良い術式を選択する事に成ります。インプラント手術は、『インプラント体と呼ばれる骨の中に埋まってしまう部分を埋入する段階』『アバットメントと呼ばれるインプラント体と人工の歯を結びつける部分を取り付ける段階』『上部構造体と呼ばれる人工の歯を取り付ける段階』の3つの段階から成ります。1回法は、インプラント体の埋入からアバットメントの取り付けまでを1回の外科手術で行う為、患者の負担が少ない術式と言えます。しかし、インプラント(人工歯根)が骨と確実に結合するまでの間の過ごし方によって(アバットメントが口の中に突き出た状態に成る為)、細菌感染を起こしてしまったり、インプラント体の骨との結合に悪い影響が出たりする場合があります。2回法は、1度目の手術でインプラント体の埋入を、2度目の手術でアバットメントの取り付けを行う為、細菌感染などのリスクは少ないのですが、歯肉の切開を2度行う必要があるというデメリットがあります。
人工的に作った歯
インプラント治療をスムーズに進める為の歯科治療を交えながら、口腔内を手術に耐える状態に整えた上で、顎の骨に直接歯の土台となるインプラントを埋め込みます。インプラントと骨がしっかりと馴染むまで一定の期間をおいた後、インプラントの上部に人工的に作った歯を装着します。
治療法
通常はこの期間は骨の密度と比べてみると、下顎で3ヶ月以上、上顎で6ヶ月以上の「待ち時間」を必要とするのです。よって、インプラントの治療時間は、この「待ち時間」期間を含めると少し長い治療期間の治療法だと言えるでしょう。
大きな金額
インプラント治療は、保険の対象外の治療になります。治療と言っても正確に言えば手術扱いになります。手術扱いで、保険がきかないとなると患者にとっては大きな金額を負担することになるのです。相場ではインプラント治療は、1本当り30万位になり、其の上、多くの歯を治したいとお考えの方にはそれ以上の金額になってしまうでしょう。一度、治療してしまえば一生、使用出来るものなので、インプラント治療がそこで高いか安いかは個人差が出てしまうと思います。
歯医者
「インプラント?」と聞いて、歯医者にかかった事の無い人は聞き返すでしょう。インプラントってなんの事ですかと。海に浮かぶプランクトンの仲間?それとも、外国の食べ物の名前?なんて真面目な顔で質問する人も実際にはおられるでしょう。
高度医療
高度医療ということで信頼がおける治療法方といわれているインプラントですが、その治療法方は歯茎に金属を埋め込むという術方のためご不安を感じる方も多いようです。金属アレルギーなどのご心配もあるようですが、インプラント治療で使われる金属はそういったアレルギーにならないといわれている「純チタン」を使用しています。チタンは骨とは唯一相性がよく、骨と結合しやすいといわれているため、インプラントではこの金属が使われています。インプラントの値段の差も、このチタンの純度の高い物を使用すればするほど値段が変わります。しかし、チタンでも金属アレルギーになってしまうような体質の方もいらっしゃいますので医師とよく相談し治療を進めるようにしましょう。純度が低いチタンのインプラントを使用した場合、不純物が含まれているため骨と結合した時に生じる化学変化でアレルギーを引き起こす可能性もあります。インプラントの値段が安いところでは純度が低いものが使われている可能性などもあるため、信頼した医院で治療を受ける事をお勧めします。
顎骨と人工歯根
顎骨と人工歯根がオッセオインテグレーション現象を起こしてガッチリと固定されるというポイント(2)人工歯根が雌ねじになっていて、その上に人工の歯をネジ止めしていくモデルになっていること
新たなインプラント装着治療
診察後に、調整が不可能な場合は、インプラントを一度、取り外す治療が必要になるかもしれません。取り外した後には再度、新しいインプラントを埋め込む治療法です。この診察内容は「やり直し」又は、「修正」ということになります。しかし、お世辞にも安価なインプラント治療費を支払った訳ではないのですから、実際にこのような、新たなインプラント装着治療は避けたいものです。